大河内涼子先生(ヴァイオリン)

プロフィール
大河内 涼子(おおこうち りょうこ) Ookouchi Ryoko
横浜市出身
4歳よりヴァイオリン、9歳よりピアノを始める。
東京都立芸術高等学校卒業。
東京音楽大学卒業。同大学院修士課程修了。
第10回 日本クラシック音楽コンクール 高校の部 第3位(1位なし)
第7回 日本演奏家コンクール 特別賞。
第19回 市川市文化会館 新人演奏オーディション 優秀賞 新人演奏会に出演。
《てこなの森》コンサート等出演。
第8回 日本アンサンブルコンクール 優秀演奏者賞、全音楽譜出版社賞。
これまでにヴァイオリンを葛西恭子、村上和邦、澤和樹、保井頌子、
清水高師、大谷康子、海野義雄の各氏に、室内楽を苅田雅治、百武由紀、
斎藤真知亜、浦川宜也の各氏に師事。
ホームページ:http://ameblo.jp/okouchi-ryoko/
発売されたCD
♪12人のヴァイオリニスト"不思議の国のアリス?ヴァイオリニスツ in ワンダーランド"
♪12人のヴァイオリニスト"ミスター・ロンリー?魅惑のラヴ・サウンズ"
♪大河内涼子オリジナルソロアルバム"One Song"
大河内涼子講師のインタビュー
ご自身が音楽を始められた年齢はいくつだったのでしょうか?
また、そのきっかけについて教えてください。
4歳でヴァイオリンを始めました。
きっかけは、教育番組の好きなキャラクターがヴァイオリンを弾いていたからです。
毎日ティッシュの空箱とお箸を持って練習していたらしく、両親がヴァイオリンを買ってくれました(笑)当時の私にとっては、リカちゃん人形の代わりのようなものでした!
師事された先生とのエピソードを聞かせてください。
これまで本当に良い先生方に恵まれ、音楽だけでなく生き方やものの考え方もたくさん学びました。
一番の思い出は、やはり先生とのコンサート共演です!
どのようなきっかけで、ZALAでのレッスンをすることになったのですか?
子供の頃、最初に習ったヴァイオリンの先生に音楽の楽しさを教わりました。
私も、生徒さんに音楽の楽しさをたくさん知ってもらえたらと思ったことがきっかけです。
クラスを通じて、生徒達にどういうことを教えたいと思っていますか?
もちろん、一番は音楽の楽しさです!
他には、レッスン前後のごあいさつや、楽器を大切に扱う気持ちを小さな頃から自然に身につけ一生懸命練習することは、大人になったときに大きな宝となると思っています。
大人の生徒さんは、忙しい毎日の生活の息抜きや、大人からでもヴァイオリンが弾けた!上達している!という嬉しさを感じてもらえたら嬉しいです。
そのためには、時に厳しいレッスンになることもありますが...(笑)
レッスンではどのような曲や教本を扱っていますか?
小学生以上の生徒さんに必ず使用するのは、練習曲クロイツェルです。生徒さんに合った教本を使用しています。
また、ソルフェージュは取り入れています。
伴奏はピアノやヴァイオリンで、必ず一緒に演奏します。
生徒さんに教えていて、難しいと思うことなどありましたら教えてください。
ヴァイオリンという楽器は、最初の数ヶ月がとても難しい楽器です。
まず、左肩の上にきちんと乗せることだけでも苦労します。
それから左手の音程の取り方、弓の持ち方... 。
その場で出来ても、次の日楽器を持ったときにうまく出来ないことがあります。レッスンで学んだことを家でも練習出来るように教えることが大切です。
それから生徒さんの年齢や性別、体格や性格、生徒さんに合ったプログラム作りには慎重になりますね。
ZALAでやっていて良かった、面白いと感じたエピソードを教えてください。
一生懸命な生徒さんばかりです。上達をしていくのを見ていくのが楽しみです。
やはり、レッスンは緊張するのかチューニングを忘れて弾き始めようとする生徒さんが意外と多いです(笑)
チューニングしたかな?と聞くと、あっ、忘れました!とお互い笑ってしまいリラックス出来るのはいいことかもしれませんね。
教わる側から教える側へまわったことでの発見や楽しさを感じたエピソードを教えてください。
誰にでも得意・不得意はあると思います。それは演奏技術の細かいことでもあります。
速く弾くのが得意な子、綺麗な音色を出すのが得意な子。様々です。
それは私も同じで、不得意で一生懸命試行錯誤して得た技術は教えやすいですが、最初から得意でさらっと得た技術は教えるのが難しいです。
そのために、どう教えたらいいのか勉強します。今まで疑問に思ったことがなかったことを質問されてドキッとすることもあります(笑)そんなときは適当に答えてカッコつけずに必ずきちんと調べてから次のレッスンで教えます。生徒さんのおかげで私も成長出来ています。
生徒さんが上達していって、どうしても弾けなかったものが弾けるようになったら嬉しさで思わず拍手してしまいます!
ZALAに関わることで、聴く曲やご自分の演奏法、演奏曲が変わったなど、変化はありますか?
生徒さんが勉強している曲(私にとっては懐かしい曲です)を改めて聴いて、曲の良さを改めて実感し、コンサートに取り入れたりするようになりました。
生徒さんとのやり取りの中で印象に残っているエピソードを教えてください。
一番印象的だったのは、長いこと同じ曲を勉強していてもう十分に上手に弾けているので、次の曲にいこうかと提案したときに、いえ、まだもうちょっとこの曲を頑張りたいです。と言われたことですね。
その気持ちが、さらに上達に繋がるのは間違いないので嬉しかったです。
ZALAでレッスンすることによって、ご自身が実現したいことは何でしょうか?
もちろん、生徒さんとの共演です!
ご自身が好きなアーティスト、好きな曲はなんですか?また、生徒さんにも、CDなどの貸し借りを通じて聞いてもらうようなことはあるのでしょうか?
ヴァイオリニストは、シェリング・ハイフェッツです。
テノール歌手のカレーラスも大好きです。
ピアニストのツィマーマン・・・挙げきれないです!
良い演奏を聴き感動することはとても勉強にも刺激にもなるので、オススメのCDや演奏会などは情報交換します。
担当クラスで独自に取り組まれていることなど、これから取り組みたいことなどありましたら教えてください
レッスンでも必ず伴奏をつけ、和音の響きを感じてもらうようにしています。
また、右手のボーイング(弓使い)のための練習は欠かせません。生徒さんの持っている楽器それぞれの一番の音色を出せるよう指導したいです。
好きな本もしくは映画、よく読んでいる作家などの名前を教えてください。
本はかなり何でも読みますね。
夏目漱石、 太宰治、東野圭吾、桜庭一樹、ドストエフスキー、スタンダール・・・好きなアーティストと同じく挙げきれないです!!
将来、どのようなかたちで音楽に関わっていきたいと思いますか?
周りを幸せにする演奏家。これに尽きます。
