コラム

サックスの手入れ方法

サックスの手入れ方法

サックスは、手入れがとても大変な楽器です。湿気や振動に弱く、すぐに壊れたり、音が出しづらくなります。

たとえばピアノを買ったときに、「この楽器オーバーホールに出してください」と言われたら、なんてひどい楽器を買わせたんだ!!と怒る方がほとんどでしょう。サックスの調整はとても大変です。他の楽器もそうですが、買ってすぐは楽器が鳴ってはくれません。まず、オーバーホールに出します。そのままの状態だとキーがずれていたり、タンポが張ってしまっていたりといろんなことが起きているんですね。

他の楽器の事は詳しく知らないですが、サックスほど調整に出しに行っているのを見たことはありません。人によっては行くのでしょうが…ピアノの調律は半年?1年ぐらいでしますよね?サックスは、1ヶ月に一度、ほとんど吹かれない人でも3ヶ月に一度は見せに行ったほうが、楽器が長持ちします。

ただ、楽器屋さんに持っていっても普段のお手入れがちゃんとしていないと、すぐに壊れてしまいます。そこで今回は、楽器を長持ちさせるお手入れの方法を紹介させていただきます


(楽器編)

サックスの手入れ方法
  • まず、練習中最低1時間に1度は楽器にスワブを通して、キーについた水分をペーパーで取ってください。(楽器店にも売っていますし、溶けない紙の油とり紙でも大丈夫です)リードもあまり水分を含むと良くありませんので、何枚か変えながら練習されるといいと思います。最後のお手入れもこれでいいと思います。たまに油をさせるといいですが、難しい場合は調整のときにお願いしてくださいね。スワブを通すときは、楽器を落とさないよう、中にスワブがつまらないように気をつけてください。
  • 楽器はキーの部分を下向きに置きます。逆側で置きたくなりますが、逆だと左手側のサイド・キーがすぐに曲がってしまいます。楽器を持つときもキーの部分に力が入らないような持ち方で持ってください。置くときは、必ず平らな場所で、静かにおいてください。間違っても普通の物を置くような感覚で置かないでください。
  • 楽器ケースの中でもトラブルは発生します。あまりにも隙間が空きすぎていると、中で楽器がガタガタして、キーがゆがんだり、ひどい場合にはへこんだりします。もし、隙間が多いと感じたときには、引越しなどで使うプチプチを間に挟むといいと思います。
  • あまり楽器に詳しくない方がついついしてしまうことですが、という私も中学生の頃にしてしまって、先生に怒られたことがあります…飛行機に乗るときは預けないでください。絶対にといいたいところですが、場合により航空会社からどうしても乗せられないといわれる場合があるかもしれません。どうしても預けなければいけない場合、絶対に楽器ケースはハードケースにしてください。キーはすべてコルクなどで閉じた状態で、プチプチを隙間なく入れてください。あまり入れすぎるとキーがゆがむのでほどほどに。
  • 上記したコルクですが、振動でキーがずれないようにキーをすべてしめてしまいます。これは言葉で言ってもなかなか分からないと思いますので、お近くの楽器店、サックス専門店、リペア(修理)をやっているお店などで、質問したら教えてくれると思いますので、ぜひ聞いてみてくださいね!
  • 楽器とストラップをつなぐリング状になっているところがありますよね。ストラップが金属にゴムなどが巻いてある場合、金属部分が露出していると、金属と金属の摩擦でサックスを掛ける部分が消耗します。切れてしまう場合があります。取替えが大変ですので、気をつけてくださいね。

サックスの手入れ方法

(リード編)

  • リードはとても乾燥しやすいです。最近では湿度を保ってくれるものがありますが、あまりパーセンテージが高いとカビが生えます。植物で、生き物ですので大事に扱ってください。リードはある程度の湿度、楽器はある程度の乾燥が必要だと思います。日本は湿気が多いので、楽器の保管のほうが大変です。
  • リードは割れると音がでにくくなります。もったいないと思わずに変えてください
  • リガチャーはただマウスピースリードをつけるものではありません。よく落としてしまいますが、曲がると元の形には戻らないので、元の吹きやすさには戻りません。意外と見落としがちですが、大切な付属品の1つですので、落ちないよう、落とさないように気をつけてください

(マウスピース編)

  • マウスピースの上唇側に白く何かがつく場合がありますね。上唇の組織がついています。長く放置すると取れなくなるので、嫌な方は気づいたときに柔らかい布を湿らせてとるといいでしょう
  • マウスピースは消耗品です。歯型がつくのが嫌で、パッチを貼っている人がいますが、気をつけないと、歯の先が固定されてしまうので、歯茎の内側が動くことになります。歯にあまりよくないので、私は自分の生徒にはお勧めはしていません。歯は楽器を吹くのにとても大事ですので、付けてやる場合は、気をつけて行ってください。パッチもたまには取り替えてくださいね!

実は、ここに書けないくらい、サックスはいろいろなことがあります。
リード楽器特有の悩みもあることだと思います。もちろん自身のテクニック、それから毎日の練習などは大切だと思います。

しかし、楽器のコンディションが悪いと力を出し切れません。
せっかく練習するならいい状態の楽器で練習したいですよね!勉強する場合は自分の体調が良くないと頭に入らないのと同じで、楽器もまたしかりです。
私たちは、楽器が体の一部です。どちらかが良くてもいい音は出ません。自分の子供のように楽器を大事にしてあげてください。きっといつか楽器が答えてくれることだと思います。

ジャズサックス専攻コースクラシックサックス専攻コース

更新日:2010/09/17

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